新着レビュー|マム アイスエクストラ(MUMM ICE XTRA)

普通のシャンパンに対して、うっすらピンク色が美しいロゼシャンパンはございましたが、最近、アイスシャンパンと呼ばれているものがちょっと流行っています。
(アイスシャンパンという表記が正しいのかすら定かではありませんが)

今回、Heiando Barで定番のシャンパンとして扱っているMUMM(マム)から、「マム アイス エクストラ(MUMM ICE XTRA)」が発売されましたので、さっそく取り寄せてみました。

発注したところ、グラスと照明を協賛して頂きました。
赤いライトなので、Heiando Barに似合いますね。

アイスシャンパン?

このジャンル表記が正しいか定かではありませんが、モエ・エ・シャンドンのアイス・アンペリアルというものが有名でして、ブームの先駆けでしょうか。
私は飲んだことないのですが、「氷を入れて飲む」スタイルを勧めています。
モエ・エ・シャンドンのアイスは氷のアイスになります。

マムのアイスシャンパンは甘口のデザート感覚のシャンパン。

アイス・ワインという言葉は聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。
マムのアイスは、「アイスワイン」のアイスから来ているような気がします。

アイスワインをかいつまんで説明をしますと、貴腐ワインと並び「甘口のワイン」として有名でして、デザートワインと呼ばれたりもしています。
貴腐ワインは、カビの一種がブドウに付き、そのブドウの糖度を非常に高め、甘いワインとなるものです。
アイスワインは、寒波でブドウが凍りついてしまい、その時に、止む無くワインを作ったところ、甘口の美味しいワインが出来たことからスタートした、凍結ブドウから作るワインとなります。
簡潔に書かせて頂きましたが、「貴腐ワイン」と「アイスワイン」は、糖度の高い甘口のワインですが、そのプロセスは違っています。

マムのシャンパンですが、凍らせたブドウから作ったシャンパンなのかと調べてみたところ、糖度の高いワインを混ぜ甘口にしているようです。
ですので、アイスワインと同じようなプロセスで作られている訳ではなく、方向性としてアイスワインというニュアンスかなと推察します。

ボトルの「白」が印象的な「アイス エクストラ」

Barとシャンパン

今回、興味本位で取り寄せてみたのですが、飲んでみて「結構良いな」という印象です。
美味しいというのはもちろんですが、「Barに合うな」と感じました。

シャンパンは、食前酒として飲んだり、前菜と合わせて飲むことが多いと思います。
私のジャンル分けですと、食前酒、食中酒(食事と一緒に飲むお酒)です。

Barは、食前にふらっと立ち寄られる方もいらっしゃいますが、多くのお客様は、食後の2軒目、3軒目でいらっしゃることが多いです。
ですので、食後酒としてお酒を飲まれるケースが大半です。

通常のシャンパンも当然に美味しいのですが、この甘口のシャンパンはデザート感覚で飲めます。
つまり、通常のシャンパンよりも、「食後酒」の要素が強いなと。

私が試しに飲んだときも、食後で満腹の状態でした。
普通のシャンパンですと、一口、二口はさっぱり美味しく飲めるのですが、だんだん飲みにくく感じる時がございます。
甘口シャンパンですと、クイクイと美味しく飲み重ねることが出来ました。
危険度が高いですね。笑

赤いラインが特徴のMUMM。右がスタンダード、左がアイス エクストラです。

MUMM ICE ETRA(マム アイス エクストラ)

MUMMらしく、斜めに入った赤を継承しつつ、印象的な白色のボトル。
中身も、通常のシャンパンよりも糖度が高いからか濃厚な色合いです。
香りにも甘味を感じますが、やはり、口にした時の甘い感じ、口にした瞬間の違いが特徴です。

また、甘口甘口と書いていますが、それほど甘党ではない私も、美味しくクイクイ飲めますので、劇的に甘い訳ではありません。
シャンパンの持つ、シャープな切れ味の中に甘みがあるという感じでしょうか。
甘みの中に爽やかさを感じることが出来ますので、甘ったるさが残るような甘さとは違います。

最後に

モエ・エ・シャンドンにしろ、マムにしろ、目新しさもあり、アイス系シャンパンは現時点で品薄な瞬間もあるようですので、欠品の際はご容赦ください。
また、Heiando Barではボトルでのオーダーをお願いしていますので、お一人で気楽に試してみるには少し量が多いです。
ちょうど季節はクリスマス。
クリスマスカラーでもありますので、ご家族、お友達などとご一緒に、新しい風味のシャンパンをお楽しみ頂ければなと思います。

=過去コラム=
クリスマスのお酒|BIG PEAT
シャンパンのご紹介|MUMM(マム)

Heiando Bar ( He&Bar )
漆器山田平安堂が運営する六本木のオーセンティックBAR
港区六本木4-10-5-2F
六本木交差点より徒歩1分
03-6804-6388
お客様単価目安:2,500円〜3,500円くらい(2杯飲んで)
営業時間などの詳細はこちらをご覧ください。

ABOUTこの記事をかいた人

漆器 山田平安堂とHeiando Barの代表取締役。 昔はお酒が飲めなかったのに、今ではお酒マニア。 漆器とお酒の魅力を伝えます!