世界三大カクテル(酸味編)|ギムレット・ダイキリ・ニューヨーク

世界三大カクテルと言いますと、「マティーニ」「マンハッタン」「サイドカー」と言われています。
私はシェイクしたショートカクテルが好きなので、マティーニ、マンハッタンをご紹介しそこねていますので、今度、しっかり書きたいと思います。

今回は、ショートカクテルで酸味の効いた「世界三大カクテル」をご紹介します。

出典元は、Heiando Barのバーテンダー木村です。
グーグル先生で色々と検索してみましたが、「ギムレット」「ダイキリ」「ニューヨーク」の3カクテルを三大カクテルと紹介している記事が見つからず。。
正しい情報だとは思いますが、出典元は現時点でHeiando Barです。笑

世界三大酸味の効いたショートカクテル

どれも有名なカクテルですが、やや「ニューヨーク」の知名度は低いでしょうか。
ギムレットは、「ギムレットにはまだ早い」という名セリフがあまりに有名ですし、ダイキリは、ヘミングウェイが愛したお酒として有名です。
私も漫画「バーテンダー」でニューヨークというカクテルは知っていましたが、このコラムを書くまでは飲んだことはありませんでした。

レシピは似ている部分が多く、シェイクするショートカクテルであること、ライム・ジュースが1/4を占めることなどが共通点です。

ベースとなるお酒と、ライムジュース、少しの甘みを加えてシェイクをすることにより、ライムの酸味、アルコール感が優しくなり、僅かに加えた糖分で絶妙にバランスされ、実に完成されたカクテルと言えます。

ギムレット


ジンをベースとするカクテルは無数にございますが、東の横綱をマティーニとすれば西の横綱はギムレットと言っても過言ではないスタンダードカクテル。
私はギムレットがとても好きです。

イギリス海軍での話ですが、長い航海中にビタミン不足で体調を崩すことが多かったようです。
ギムレット卿が、その対策に、ジンを飲んでいるところにライムジュースを混ぜて飲ませたことがギムレットの源流と言われています。

現在のスタンダードレシピは、
ジン 3/4
ライムジュース 1/4
砂糖(シロップ) 1tsp

こちらをシェイクしてのショートカクテルとなります。

ニューヨーク


グレナデンシロップ(ザクロのシロップ)を使うことから、赤系になるカクテルで、見た目も美しく、赤が基調のHeiando Barにもとても良く似合うカクテルですね。
ニューヨークの「美しい日の出」がカクテル名の由来とされています。

レシピは、
ライ・ウイスキー 3/4
ライムジュース 1/4
グレナデンシロップ 1tsp

これをシェイクししたショートカクテルでオレンジピールをします。

ライ・ウイスキーは、ライ麦を主たる原材料にしたウイスキーですが、Heiando Barでは取り扱いがありませんし、置いてあるBarは少ないように思います。
ですので、Heiando Barや、多くのBARでは、バーボン・ウイスキーを使って作ることが多いです。

ダイキリ

ヘミングウェイが愛飲してやまなかったことで有名と冒頭に書かせて頂きましたが、正確に記載しますと、ヘミングウェイが愛したものは「フローズン・ダイキリ」
暑いキューバですので、シャーベットのようなフローズンスタイルを愛飲していたようです。

キューバにあるダイキリ鉱山で働いている方々が、清涼感を求め、ライムとラムそして砂糖で作ったお酒を飲んでいたものが由来と言われています。

レシピは、
ラム(ホワイト・ラム) 3/4
ライムジュース 1/4
砂糖(シロップ) 1tsp

をシェイクしたショートカクテル。

最後に

3つのカクテルをご紹介しました。
「酸味の効いた三大カクテル」です。
レシピは似ている部分が多いですが、ベースのお酒により、味は全然違いまして面白いです。
共通することは、ライムの酸味がくシェイクすることで優しくなり、程よい清涼感を持ったカクテルという部分となります。

カクテルBARであれば、どこでも飲めるカクテルですので覚えておいて損はないですし、興味が湧かれましたらすぐにお試し頂けるカクテルでもあります。
レシピは似ていますが、ベースのお酒の違いで味が違うと書きましたが、ベースのお酒そのものの銘柄を指定してみたりしても、違いが分かりやすく面白いです。
私はギムレットが好きでよく飲んでいると書きましたが、私もよく銘柄指定をしています。
馴染みのBARでギムレットを作るジンはゴードンなのですが、私はタンカレーというジンが好きですので、時々、タンカレーでギムレットを作ってもらっています。
また味わいが変わり、これも楽しみ方の1つです。
是非、皆さまも、皆さまなりの楽しみ方をみつけ、お酒ライフをお楽しみください。

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Heiando Bar ( He&Bar )
漆器山田平安堂が運営する六本木のオーセンティックBAR
港区六本木4-10-5-2F
六本木交差点より徒歩1分
03-6804-6388
お客様単価目安:2,500円〜3,500円くらい(2杯飲んで)
営業時間などの詳細はこちらをご覧ください。

ABOUTこの記事をかいた人

漆器 山田平安堂とHeiando Barの代表取締役。 昔はお酒が飲めなかったのに、今ではお酒マニア。 漆器とお酒の魅力を伝えます!