何度か私の「お酒コラム」で触れていますが、「バーテンダー」という漫画がございます。
テレビ朝日さんでドラマ化(2011年)もされ、嵐の相葉雅紀さんが主人公佐々倉溜役を務めましたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
私はあいにくドラマは見ておりませんが、漫画「バーテンダー」はバイブルの1つ的な存在でして、10回くらい読み直しているほどです。
お酒をテーマにした漫画は数多くありまして、有名なところでは「レモンハート」や「神の雫」などでしょうか?
「バーテンダー」のツボなポイントは、ストーリーが面白いことは当たり前としまして、基本的にはお酒の話題が「カクテル」であることが挙げられます。
例えば「神の雫」も面白いのですが、ワインが中心です。
ワインの勉強にはなりますし、興味深いワインも出てくるのですが、希少なワインは高額で手が出ませんし、基本的にはボトルで注文するものですから、気軽に試すにはハードルが高いです。
BARを舞台にした「レモンハート」も大好きな漫画の1つですが、お酒そのものが話題の中心になることが多く、また、希少なお酒や製造中止のレアなお酒が多かったりしますので、こちらも、興味深くても飲めないお酒が多数です。
その点「バーテンダー」に出てくるお酒は大半が「カクテル」
全てにBARで提供できる訳ではないことは承知しておりますが、出てくるカクテルの多くを一杯単位で楽しむことが出来ます。
(BARによって、置いてあるお酒や材料に違いがあり、出来ないカクテルは一定数存在します)
また、カクテルであれば1,000円前後で楽しむことが出来るBARが多いと思いますので、その点でも楽しむハードルが低いですよね。
「バーテンダー」の特筆すべきポイントは、興味が湧いたら「すぐに楽しめる」という部分です。
私も昔は「ハイボール」と「ウイスキーのロック」「ジンのロック」ばかり飲んでいましたが、バーテンダーのお陰で色々なカクテルを楽しむことが出来ましたし、現在、それがきっかけてお酒のコラムを書いたりしています。
日々のBARライフが充実しましたので、バーテンダー様様ですね。
バーテンダーの1巻から出てくるカクテルを片っ端から飲むということもやっていたほどです。笑
漫画そのもののストーリーも折り紙つきです。
なにせ10回も読み直すほどですので。
人々の悩みを「一杯のカクテル」で解決してしまったりと、そんな神がかったバーテンダーさんはいないだろと思いつつも、師匠の最後のバーテンダーの日の回、お世話になったBARの最終営業日の回など涙なしでは読めない感動があったりもします。
わりと長編でして、4部作で合計39巻になっています。
〈第一部〉バーテンダー全21巻
〈第二部〉バーテンダーa Paris全6巻
〈第三部〉バーテンダーa Tokyo全8巻
〈第四部〉バーテンダー6stp全4巻
このようなタイトルだと、どの順番が正しいのか分からなくなってしまいますが、この順番で読まれるのが正しいです。
「バーテンダー」がドラマで相葉さんが演じた佐々倉溜が主人公のストーリー。
海外で名を馳せた主人公が日本に戻り、日本のBAR文化などと苦戦しながら成長していくお話。
「バーテンダーa Paris」はパリが舞台。
主人公が代わり佐島蓮。日本のバーテンダーがフランスで悪戦苦闘しながら成長してくお話。
「バーテンダーa Tokyo」は、パリ編の続編となり、日本に帰国してからのストーリー。
「バーテンダー6stp」は、パリ編、東京編の主人公も出てきますが、基本的には、その弟子、酒井俊の成長の軌跡。
6stpは、バーカウンターが6歩(6steps)であることからの由来です。
コロナ禍で自粛が求められる日々ですので、BARにはなかなか行けない方も多いと思います。
こんな機会ですので、私のオススメ「バーテンダー」を読まれてみては如何でしょうか?
コロナ禍が落ち着きましたら、バーテンダーで興味の湧いたカクテルを飲み倒して下さい!
Heiando Barくらいの規模ですと、出てきたカクテルの半分くらいしか作れないかもしれませんが。。
=カクテルに興味あればこちらも是非=
感動したカクテル|ブルドッグ
カクテルの黄金レシピ|ホワイトレディ
オリジナルカクテル|Good Dream
日本生まれのカクテル|バンブー、雪国、キングス・バレイ
衝撃のジンジャービア|モスコミュール
自分の味を作る|ブラッディ・メアリー
美味しすぎるクラマト|ブラッディ・シーザー
心も温まるホットカクテル|ホット・バタード・ラム
漆器山田平安堂が運営する六本木のオーセンティックBAR
港区六本木4-10-5-2F
六本木交差点より徒歩1分
03-6804-6388
お客様単価目安:2,500円〜3,500円くらい(2杯飲んで)
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