5分で分かる「琳派」|光悦、宗達、光琳・・

「琳派」(りんぱ)、或いは琳派を代表する作家「光悦」「宗達」「光琳」・・・
日本美術に関心がなくても、聞いたことのある方は多いのではないでしょうか?


(琳派の代表的な作品をまとめた飾皿)

私は美術の研究家ではありません。
漆器には、沢山の「琳派」や「琳派に影響を受けた」デザインが数多くあり、琳派が身近ですし、必然的に興味は湧きます。
ですので、美術の専門的な見地からのお話は、そのようなサイトにお任せするとしまして、私の方からは、素人目線での「琳派の面白さ、凄さ」などをお伝えしたいと思います。

1. 「琳派」には場がない
2. 「琳派」は総合芸術
3. 「琳派」の歴史と代表作家

「琳派」には場がない

「琳派」というのは、日本の美術における大きな一つの流派です。
一般的に、大きな流派である以上、何かしらのルールがあるのが普通ですよね。
「ここで学んだ人が正式に名乗れる」「この先生に師事し認めて貰う」など普通にありそうですし、「免許皆伝」ではありませんが、そうやって初めて「その一門を名乗れる」や「正式な伝承者になれる」みたいなイメージがあります。
もう少しクローズドな流派であれば、創始者から代々、その一族に受け継がれているということもイメージできます。

「琳派」には、これがありません。
「私淑」(ししゅく)と呼ばれるそうですが、「尊敬する人に直接学ぶことは出来ないが、その人を模範として学ぶこと」と定義されていまして、琳派は、この私淑により大きく発展しました。
交通の便だけではありませんが、今のように何事も便利ではない江戸時代において、才能ある人が、「時間」「場所」「身分」に縛られることなく発展した芸術として、非常に特徴的な歴史を持ちます。


(オリンピックの記念メダルにも採用された「風神雷神図」)

「琳派」は総合芸術


有名な作品「風神雷神図」「紅白梅図」などは屏風に描かれています。
ですので、絵画のイメージが強いですし、実際も絵画が中心であることは事実ですが、「琳派」の特徴の一つは「総合芸術」であることも挙げられます。
創始者の一人「本阿弥光悦」(ほんあみこうえつ)は、「寛永の三筆」(寛永時代を代表する3人の書道家)と呼ばれるほどの書家でもあり、この他、陶芸、漆芸、茶道にも関わり、絵画をベースにしつつ、多くのシーンで、その才能を表現していました。

「美術と工芸が融合している」
こういった表現がぴったりかもしれません。

前述の通り、学びの場がないという特徴と共に「総合芸術」という部分も特筆スべきポイントの一つとなり、「琳派には型がない」と言われる所以の一つとなります。

「琳派」の歴史と代表作家


琳派は江戸時代初期に「本阿弥光悦」と「俵屋宗達」(たわらやそうたつ)により創始されました。
1615年徳川家康より、洛北(京都)に土地を拝領し、芸術村(光悦村)を作ったことがそのスタートとされています。
その後、「尾形光琳」「尾形乾山」(おがたこうりん・けんざん)兄弟により発展。
江戸時代末期には、「酒井抱一」「鈴木其一」(さかいほういつ・すずききいつ)が江戸に定着させました。


(上が「紅白梅図」下が「燕子花」)

もちろん、ここでご紹介した6名の方々以外にも沢山の作家さんがいらっしゃいます。
ただ、ここはあくまでも「5分で分かる琳派」ですので、この6名のご紹介にとどめます。
美術館でタイトルに名前が出てくるとしたら、この6名が多いと思いますし、私も、正直、この6名くらいしか理解していません。
ちなみに、乾山は陶芸家としての方が有名でして、まさに総合芸術ですね。

最後に


このページ量が5分くらいで読めるのか定かではありませんが、「琳派」の導入として程よい情報量かなと思います。
代表的な作品は、著作権の問題がよく分かりませんので原画は掲載しておりません。
弊社の作品になっているものの画像を掲載しておりますことご了承下さい。
弊社は商品化にあたり、原画に忠実にとは思っておりますが、絵画と蒔絵では表現力が違いますので、やはり別物ではあります。
本来の作品も、ネットで検索して頂ければ、いくらでもお楽しみ頂けますので、是非、ご覧ください。
というよりも、ぜひ原画の画像をみてください。


(こちらは、平安堂オリジナルの春秋絵柄。確実に琳派の影響を受けています)

また、琳派は「私淑」であると紹介しましたが、その特徴なのかもしれませんが、同じ題材を多くの作家が描いています。
自分なりの解釈を加え、それぞれがオリジナルと言えるのだろうと思いますが、同じ題材のものが多いです。
「風神雷神図」は全員が描いているのでは?と思うほどあります。
「燕子花図」「八ツ橋図」「紅白梅図」・・・
色々と見比べてみるのも琳派の楽しみ方の一つです。

冒頭記載の通り、私は美術研究家ではありませんので、このような表面的なご紹介が精一杯です。
関心を持たれましたら、専門的なサイトはいくらでもございますので、そちらをご覧ください。

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