ふわっふわカクテル|グラスホッパーほか

Heiando Barのお客様で、毎回「グラスホッパー」を頼まれる方がいらっしゃいまして、
「Heiando Barのグラスホッパー、フワッフワで美味しい」
と言って下さいます。本当に有り難いお言葉です。

私もグラスホッパーは飲んだことありますが、「フワッフワ」という感覚があまりなかったですので、改めて飲んでみました。
「ふわっふわ」でした!!
デザートのようなシルキーな泡に包まれていまして、滑らかな飲み心地で確かに一線を画す美味しさでした。

グラスホッパーのレシピは、
ミントリキュール1
カカオリキュール1
生クリーム1
これをシェイクして提供するショートカクテルになります。

味はご存じの方も多いかもしれませんが「チョコミント」そのものの味になります。
甘みが強いので私は頻繁に飲みませんが、女性に好きな方が多く、食後のデザート代わりにもなりますし、カクテルの代表選手の1つです。
シェイク(氷を入れシャカシャカ振る)していますから、しっかりと冷えていますので、アイスクリームの「チョコミント」に負けない美味しさになります。

このカクテルの特徴的なところは「生クリーム」を使うところです。
「生クリーム」を使ったカクテルは、バーテンダーの技量が問われるとよく言われています。
シェイクが下手だと、お酒と生クリームに一体感が出ないみたいです。
幸い、私はそこまで一体感のないカクテルには出会っていませんが。

バーテンダーの木村に「このふわっふわ感は意識しているのか?」と聞いたところ、意図しているとのことです。
材料をシェイカーに入れて混ぜるのですが、ここを通常の3倍〜5倍くらい丁寧に混ぜています。
氷を入れシェイクをするのですが、これも、普段より倍くらい長いでしょうか。
木村曰く「空気がきれいに含まれていくイメージ」でシェイクするそうです。

今回は、プロと素人のシェイクの違いを見て頂く為に私もシェイクしました。
素人ですが、少しはシェイク出来ます。

遠くから見ると、BARの風景が良いこともあり、普通の「グラスホッパー」に見えなくもないですが、近くに寄るとアラが目立ちます。

「ただ混ざった」という感じですね。
飲んでみましたが、まあ、そこまで不味くはなかったですが。

こちらがプロの仕事。
しっかりシェイクされ、氷から水分が適切な量が溶け出し、空気をしっかり含んだことによる立体感も加わり、同じ分量でシェイクしたにも関わらず、グラスの縁ギリギリまでしっかりと注がれています。

近くで見ると、違いもはっきり。
「きめ細かい泡が、きれいに表面を覆っている」感じが伝わるかと思います。

これが、常連の方の言う「ふわっふわで美味しい」の秘訣でした。

この他に「生クリーム」を使った似たレシピのカクテルは、ブランデーを使った「アレキサンダー」、ガリアーノというリキュールを使った「ゴールデンキャディラック」などがございます。
いずれも、甘みのあるカクテルですが、グラスホッパーよりは甘みが少なく感じますので、甘さ控えめが好きな方は「アレキサンダー」や「ゴールデンキャディラック」の方が飲みやすいかもしれません。

(こちらがゴールデンキャディラック。金粉をアクセントに振りご提供しています)

「3大ふわっふわカクテル」として、今回はグラスホッパー、アレキサンダー、ゴールデンキャディラックをご紹介させて頂きました。
デザート感覚で楽しめるお酒ですし、ジンのようなキレ味を求めるカクテルとは違った面白さがございます。

どのBARでも「ふわっふわ」なのかは知り得ませんが、Heiando Barでは、「ふわっふわ」でお待ちしておりますので、宜しかったら足をお運びください!

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Heiando Bar ( He&Bar )
漆器山田平安堂が運営する六本木のオーセンティックBAR
港区六本木4-10-5-2F
六本木交差点より徒歩1分
03-6804-6388
お客様単価目安:2,500円〜3,500円くらい(2杯飲んで)
営業時間などの詳細はこちらをご覧ください。

ABOUTこの記事をかいた人

漆器 山田平安堂とHeiando Barの代表取締役。 昔はお酒が飲めなかったのに、今ではお酒マニア。 漆器とお酒の魅力を伝えます!