王室御用達|ロイヤル・ブラックラ18年(Royal Brackla18y)

弊社も宮内庁御用達を拝命していたことから、皇室御用達には親近感を覚え、「ロイヤルワラント(英国王室御用達)|Royal Household」というタイトルで、ロイヤル・ハウスホールドというスコッチをご紹介いたしました。
こちらは、ブレンデッド・ウイスキーとしてロイヤル・ワラント(英国王室御用達)を拝命したウイスキーです。

今回、休売しておりなかなか入手の出来なかった、同じロイヤル・ワラントを持つウイスキーを入手出来ましたのでご紹介いたします!

ロイヤル・ブラックラ蒸留所(Royal Brackla Distillery)

前回ご紹介のロイヤル・ハウスホールドは、前述の通り、ブレンデッド・ウイスキー。
様々な蒸留所で蒸留された原酒をブレンドし、「ロイヤル・ハウスホールド」という味を作り上げています。

今回ご紹介の「ロイヤル・ブラックラ」は、シングルモルトのスコッチ。
単一蒸留所の原酒で作られているウイスキーという違いがあり、ロイヤル・ブラックラ蒸留所で蒸留し、熟成させたスコッチが「ロイヤル・ブラックラ」ということになります。

1812年に設立され、最も古い蒸留所の1つとして数えられています。
1835年、ウイリアム4世国王から、ウイスキーでは初となる「ロイヤルワラント(王室御用達)」が与えられ、ブラックラ蒸留所が、ロイヤル・ブラックラ蒸留所となりました。

このような歴史から、ロイヤル・ブラックラは「王のためのウイスキー」と呼ばれています。

エチケット(ラベル)にも「The King’s Own Whisky」と。これを堂々と謳えるウイスキーは凄いですね。

最も古い蒸留所の1つに数えられ、最初にロイヤル・ワラントが与えられた蒸留所。
凄い肩書や歴史を持つ蒸留所ですが、それほどメジャーなブランドでないことが実に不思議ですね。

ウイスキー蒸留所は苦難の歴史の積み重ねでした。このような背景の蒸留所も、これだけの期間、休止を強いられたりしています。

味わい

今回、Heiando Barに入ってきたものは、新しく発売された18年熟成となる「ロイヤル・ブラックラ18年」
まずまず長期熟成の部類に入るかと思いますので、楽しみな1本です。

ロイヤル・ブラックラそのものを初めて飲みますので、わくわくしながら開栓。
(過去との違いや年数による味わいの違いなどは分かりません)
いつも通り、バーテンダーと1杯をハーフショットで分け合って楽しみます。

味わいは「優しい甘さ」に満たされる感じです。
フルーティや蜜を感じさせる甘さではなく、原料となる大麦(モルト)の甘み、穀物由来の奥深くからゆっくりと感じる甘みです。
ウイスキーは、蒸留していることもあり、やや刺激が強いお酒だと思いますし、個性的な味わいをウリにするブランドが多いですので、今回の「ロイヤル・ブラックラ」のように、大麦の甘みや優しさを楽しむという元来の姿をすっかり忘れていました。
「自然の恵みを頂いている」
そんなことを感じさせてくれるウイスキーです。
(味の表現は、全部バーテンダーの受け売りです。笑)

最後に

「御用達繋がり」で、今回はロイヤル・ブラックラをご紹介させて頂きました。
Heiando Barには、ロイヤルを冠するウイスキーが、「ロイヤル・ハウスホールド」「ロイヤル・ロッホナガー」に続き、「ロイヤル・ブラックラ」が入りましたので、全部で3種類が揃ったことになります。
シングル・モルト(単一蒸留所)では、この2つしかないはずですので、「ロイヤル」なシングル・モルト・スコッチはコンプリートです!!

「ロイヤル」を冠する2つのシングルモルト。左がロイヤル・ロッホナガー、右がロイヤル・ブラックラ。

熟成年数の違いを楽しむ、樽の違いを楽しむ・・・様々な楽しみ方がございますが、今回のような、明確な歴史あるブランドを、歴史や背景と共に味わってみる、飲み比べてみるというのも面白い趣向かなと。
興味が湧きましたら、ぜひ、「英国王室御用達の飲み比べ」を試してみてください!

=関連コラム=
ロイヤルワラント(英国王室御用達)|Royal Household

Heiando Bar ( He&Bar )
漆器山田平安堂が運営する六本木のオーセンティックBAR
港区六本木4-10-5-2F
六本木交差点より徒歩1分
03-6804-6388
お客様単価目安:2,500円〜3,500円くらい(2杯飲んで)
営業時間などの詳細はこちらをご覧ください。

ABOUTこの記事をかいた人

漆器 山田平安堂とHeiando Barの代表取締役。 昔はお酒が飲めなかったのに、今ではお酒マニア。 漆器とお酒の魅力を伝えます!