ハイボール(Highball)は、簡単に作れますし、飲み口もすっきりしてるので食事にも合わせやすく、ご自宅で作られている方も多いのではないでしょうか?
今日はHeiando Barのバーテンダー「木村学」に、ご自宅で作るハイボールをちょっと美味しくするコツを聞いてきましたのでご紹介いたします。
市販されています缶のハイボールも手軽で良いとは思いますが、ちょっとしたことで、手作りハイボールは断然美味しくなります。
自分の好きな銘柄で楽しめますし、お財布にも優しいと思いますから、是非、一度、お試しください。
《準備するもの》
グラス
マドラー(かき混ぜる棒)
ウイスキー
炭酸水
氷
お好みでレモン
-
グラスに氷を入れウイスキーを注ぐ。BARではメジャーカップで計ることもありますが、ご自宅では目分量で良いと思います。目安はウイスキーが1/4。
レモンを加えたい方はこのタイミングで軽く絞ってください。ここでのポイントは
「この段階でしっかりウイスキーを冷やす」です。
マドラーでクルクル10回転以上させ、ウイスキーを冷やしてください。
炭酸水との温度差を無くすことで、よりすっきりと美味しくなります。 -
炭酸を注ぎます。
ここでのポイントは
「氷に当たらないよう、ウイスキーに直接炭酸水を注ぐ」です。炭酸の力でウイスキーと炭酸水を混ぜることが目的です。
氷に炭酸を当てると炭酸の力も弱くなってしまいます。 -
最後に混ぜます。
ここでのポイントは
「上下に2回くらい丁寧に混ぜる」です。クルクル水平に何回も混ぜるイメージの方が多いと思いますが、これが1番味を落としてしまいます!
炭酸が抜けてしまい、キリッとした、スカッとしたハイボールの特徴を削いでしまいます。(2)でご説明の通り、炭酸の力でウイスキーを混ぜる。
これが基本となり、最後に丁寧な上下をして完成です。ハイボールを作るにあたって、水平クルクルは厳禁と覚えておいてください!
(ウイスキーをしっかりと冷やします)
(写真で伝わりますでしょうか? 氷を避けて注ぐイメージです)
(上げて)
(下ろす)
(1)でレモンを絞った場合は炭酸を注ぎ、混ぜた後レモンの皮だけ削ぎ、氷の表面に香りを落とす様なイメージでレモンピールを絞ってグラスにいれます。
氷の表面に香りを落とす事でグラスに口をつける度にレモンの爽やかでスッキリした香りも愉しむ事ができます。
個人の好みもありますが絞ったレモンをそのままグラスに入れると、飲んでいるうちにレモンから更に酸味や苦味、そしてエグ味が出てしまいますので、この一手間もお勧めします。
以上です。
ぜひ、こちらで飲んでみてください。
炭酸のキレが違うはずです。
1番大事なポイントは「炭酸の力で混ぜる」です。
せっかくの炭酸を、クルクル回して飛ばしてしまったら台無しです。
ちなみに、ウイスキーの水割りを作るときも、最後に上下運動を入れてください。
水割りは炭酸が飛ぶことがないので、水平にクルクルさせしっかり冷やすのは良いのですが、水とウイスキーは比重が違いますので水平クルクルだけでは、しっかり水とウイスキーが混ざりません。
ですので、やはり、最後に上下の動きを入れて頂いた方が美味しくなります。
あと、もう一つ、美味しく作るではなく、美味しく飲むコツを一つ。
ご家庭の製氷機の氷とBARが使っている氷。
これ、クオリティが基本的に全然違います。
BARの氷は、純度が高く、48時間くらいかけ、ゆっくりと凍らせたものを使っています。
そのようなクオリティの氷を、氷屋さんから購入していることが一般的です。
密度、硬度が高く、一般的な製氷機で作られた氷に対して、解けにくい氷になっています。
ご家庭とBAR、同じ分量を同じペースで飲んだとしますと、どうしてもご家庭のハイボールは、最後の方、水で薄まった感が強くなってしまいます。
氷の差は大きいです。
もちろん、BARでも薄くはなりますが、薄くなる程度が違ってきます。
ですので、ご家庭でお作りになるハイボールは、外で飲むときよりも、ちょっと小さめのグラスが良いと思います。
きっと最後までキリッと美味しいですよ。
六本木に来られることがございましたら、バーテンダー木村の作るハイボールもお試しください!
漆器山田平安堂が運営する六本木のオーセンティックBAR
港区六本木4-10-5-2F
六本木交差点より徒歩1分
03-6804-6388
お客様単価目安:2,500円〜3,500円くらい(2杯飲んで)
営業時間などの詳細はこちらをご覧ください。
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