ロイヤルワラント(英国王室御用達)|Royal Household

様々な国に様々な皇室御用達がございます。
平安堂も品質を認めて頂き、宮内庁御用達の免許を頂いておりました。

今回は、ロイヤルワラント(英国王室御用達)のウイスキー、「Royal Household」(ロイヤル・ハウスホールド)のご紹介です。
すごい名前ですよね。
英国皇室御用達がそのまま商品名になったウイスキーです。

その存在は知っておりましたし、2〜3回だけですが飲んだこともございましたが、今回、「御用達つながり」ということもあり、Heiando Barのラインナップに加えてみました。
(ちょっとお高いウイスキーでして、今までラインナップに加えること躊躇していました)

さて、この「Royal Household」(ロイヤル・ハウスホールド)ですが、1897年に、エドワード7世(当時は皇太子)専用のウイスキーを作れというお達しにより製造されたとのことです。
いろいろなウイスキーをブレンダーが調合して出来た「ブレンデット・スコッチ・ウイスキー」として誕生しました。

ご存知の方も多いかと思いますが、ウイスキーには、シングルモルトと呼ばれるウイスキーとブレンデットと呼ばれるウイスキーがございます。

簡潔に説明しますとシングルモルトは単一の蒸留所で作られたウイスキー。
ブレンデットは、複数の蒸留所で作られた原酒をブレンドして作るウイスキーです。
このブログに出てきたウイスキーで言えば、サントリーオールドBIG PEATはブレンデット。
ロッホデューはシングルモルトになります。
どっちが格上とか優秀とかではなく、それぞれに良さがございまして、「Royal Household」はブレンデットウイスキーの最高峰の1つとして認知されています。

初期の頃は「The Royal Household」となっていまして、「The」が付いていました。
つまり、本当のロイヤルワラントウイスキーで王室専用となっていたようです。

残念ながら、1993年を最後にロイヤルワラントが更新されず、現在は「The」が外れ「Royal Household」という表記になっています。

ロイヤルワラントが更新されなかった理由は定かではありませんが、この「Royal Household」の価値が下がった訳ではございません。
現在においても非常に貴重で希少性も高いウイスキーの1つとなっています。

私は英国では希少性があるとは言え普通に購入できると思っておりましたが、詳しく記載されている記事を読みますと、英国においても「バッキンガム宮殿」と「ローデルホテルのBAR」のみと記載がございました。
参考にした記事はこちら
こちらの記事も良くまとまっています)

そして、これが凄いところなのですが、世界中を見渡しても、英国以外では「日本のみ」が買えるという、世界的にみて、非常に非常に限られたウイスキーになっています。
昭和天皇が皇太子時代(つまり大正時代ということですね)に英国へ訪問。
その際に、イギリス国王よりロイヤルハウスホールドを授かり、その後、友好の印として日本でのみ販売許可が下りたとされています。
第二次世界大戦など、決して友好的でない時代があったにも関わらず、凄い話ですね。

歴史の不思議な縁もあり、このRoyal Householdは、英国と日本でのみ飲める、特別なウイスキーとなりました。

お味の方は。
飲んで頂くことが1番ですが、非常に「品の良い」味わいです。
王室御用達だからそのように感じるのではなく、本当に芳醇で、まろやかで、刺激が少なく、品良くまとまっています。
ブレンデットウイスキーならではの味わいとも言えると思います。
私はピートの効いた刺激的なウイスキーを好みますが、多くの方にとっては、こちらの方が王道ウイスキーの印象なのかなと思います。

Heiando Barでは、1杯4,000円(税込)。
(ハーフショットでもご提供いたします)
英国と日本の不思議な縁を想いながら、Royal Household(ロイヤル・ハウスホールド)を一度お試しください。

【ご購入はこちら】
(大手酒問屋さんの通販サイトにリンクしてあります)
ロイヤルハウスホールド

Heiando Bar ( He&Bar )
漆器山田平安堂が運営する六本木のオーセンティックBAR
港区六本木4-10-5-2F
六本木交差点より徒歩1分
03-6804-6388
お客様単価目安:2,500円〜3,500円くらい(2杯飲んで)
営業時間などの詳細はこちらをご覧ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

漆器 山田平安堂とHeiando Barの代表取締役。 昔はお酒が飲めなかったのに、今ではお酒マニア。 漆器とお酒の魅力を伝えます!