世界的に高い評価を受け、もはや入手することも困難になりつつある「ジャパニーズ・ウイスキー」
これに対して、「ジャパニーズ・ジン」なるものが存在し、こちらも盛り上がりを見せています。
今回は、そんなジャパニーズジンの代表「季の美(KI NO BI)」をご紹介します。
京都ドライジン「季の美」
ジンについては、また改めて、しっかりご紹介コラムを書きたいと思っていますが、簡潔に言いますと、ウイスキーやラム、ウォッカなどと同じ穀物から作る蒸留酒です。
ジュニパーベリーというヨーロッパで広く生育している西洋ネズの木の実を必ず使うことが決められていて、ジュニパーベリー風味の蒸留酒となります。
ここに、ボタニカルと言いますが、様々な植物成分を加え、各ブランドごとのテイストの違いを出しているものが「ジン」となります。
季の美は、「ジャパニーズ・ジン」「クラフト・ジン」「プレミアム・ジン」と様々な肩書が付く日本の代表的なジンとしての地位を確立しています。
HPで調べてみたところ、
穀物はお米を使用
ボタニカルには、檜(ひのき)、ゆず、レモン、緑茶(玉露)、生姜、赤しそ、笹の葉、山椒、木の芽と日本らしい素材がふんだんに使われています。
また、一般的には、様々なボタニカルをまとめて蒸留することが多いのですが、「季の美」は、ボタニカルを6種類のグループに分け別々に蒸留。その後、ブレンドすることにり、求める味を追求しているとのことです。
非常に手間暇のかかった製法ですので、ジンとしては高級な部類に属し、プレミアム・ジンと呼ばれたりもします。
3種類の季の美
スタンダードとなる「季の美」に加え、限定品をちょいちょいとリリースしています。
Heiando Barには、現在、スタンダードの「季の美」に加え、キルホーマン(スコッチ・ウイスキー)の樽で熟成させた「季の美Edition K」、季の美をベースにしたリキュール「季の梅」の3種類がございます。
これが、充実した品揃えなのか分かりませんし、スタンダード以外は限定品ですので、あったりなかったり、違う限定品だったりすると思いますが、どれも美味しいので、今のところ、常時何種類か置いているようです。
季の美の味わい
ジンをロックやストレートで飲まれる方はそれほど多くないように思います。
私はライムを絞ってロックで飲む、ジンライムが好きで、汗ばんだ夏などに良く飲んでいますが、慣れないと、ジン特有のパンチある香りとヒリつく喉越しがキツく感じるかと思います。
こちらの季の美は、もちろん、ジンならではのパンチはあるのですが、優しさも、結構なレベルで感じます。
味わいだけでなく、香りも優しいです。
限定の「季の美エディションK」においても、それは引き継がれていますが、こちらは、スモーキーな香りが強いので、ファーストアタックは威力あります。
2口、3口と飲み進むに連れ、季の美を感じてくる・・そんな味わいです。
味わいに関しましては、実際に口にされるのが一番だと思いますので、興味が湧いたら試してみてください。
最後に
ジンは、ジントニックに代表されるようにカクテルで使われることが多いですが、この「季の美」は、ストレートやロックを試して頂きたい「ふくよか」なジンです。
むろん、「ふくよか」なジンですので、カクテルにしても美味しく、Heiando Barでも、フレッシュフルーツのカクテルに、こちらの季の美を合わせたカクテルを作ったりなど、一工夫したアレンジに使ったりし、お客様に好評を頂いたりしています。
一昔前まで、ジンには選択肢がそれほど多くありませんでした。
ジンそのものは、ウイスキーのような熟成期間が必要でなかったりしますので、新規参入がしやすいなどもあり、ここにきて、様々なジンが登場しています。
「季の美」は秀逸ですが、色々なジンを試せる楽しみが増えてきましたので、そのような楽しみ方も試してみてください!
漆器山田平安堂が運営する六本木のオーセンティックBAR
港区六本木4-10-5-2F
六本木交差点より徒歩1分
03-6804-6388
お客様単価目安:2,500円〜3,500円くらい(2杯飲んで)
営業時間などの詳細はこちらをご覧ください。