代官山の「まさに隠れ家焼肉・韓国料理」|鉢山(はちやま)

みなさま大好きな焼肉!
平安堂が本店を構える代官山には、漆器を使ってくださる焼肉屋さんもございます。
焼肉屋さんで漆器。
ちょっと珍しい組み合わせですので、訪問記でご紹介させて頂きたいと思います。

お店は「鉢山」さん。
鉢山町という町名からの由来かと思います。
代官山駅、神泉駅から徒歩10分。渋谷駅からですと徒歩15分以上はかかり、正直アクセスが良いとは言えません。

お店の佇まいも「一軒家風」でして、立地、佇まい共に、まさに「隠れ家レストラン」と呼ぶに相応しいお店です。

OPENは2009年。
上質な肉の提供にこだわるオーナーが
「上質なお肉は、良い器で提供したい」
との想いで弊社にお越し頂いたことがご縁の始まりです。

「黒い器(漆器)に赤(お肉)が映える」と、弊社の龍シリーズという器をOPENに合わせてご購入頂いたことを覚えています。

本店から近いことや、弊社の器を使って下さっていることから、この訪問記を書くまでにも何度となく足を運んでいますが、味、雰囲気、サービス共に、とてもクオリティの高いお店です。

焼肉と韓国料理のお店ですから、見慣れたメニューが主体ではありますが、定番のナムル盛り合わせにしても、10種類くらい盛り付けて出てきます。
キムチの盛り合わせにしても、必ず旬のものをキムチにしたものが含まれていまして(今回は柿のキムチでした)、焼肉屋さんの名脇役達も惰性ではなく、しっかりとした配慮が行き届いていまして、なんとも楽しくなります。


(こちらがナムル。使って下さっている漆器は残念ながら、現在は取り扱っておりません)


(こちらは来店した時の取り皿とエプロン。お皿は特注で制作したものとなります)

肝心要のお肉も、もちろん吟味されたもので極上に美味しいです。

2017年にリニューアルしたのですが、その際に、新しいロースター(お肉を焼く器具)を導入しました。
これがなかなか優れたロースター。
この導入により、美味しいお肉が、更に美味しく焼けるようになりました!

お店の説明の受け売りですが、本当の「無煙式」とのこと。
煙もくもくの中で食べる焼肉も美味しいですが、まったく煙が出ない焼肉もとても良いです。


(こちらが水冷式無煙ロースター。網にコゲが一切ありません)

網の中に水が通っていることで網が焦げ付かない。
これは、煙が出ないだけでなく、常に美味しくお肉を焼くことが出来ますし、網を頻繁に交換する必要もないということに繋がります。
また、油の落ちるところに火元がなく、肉の脂が落ちて燃える煙も出てきません。
セラミック炭火を使っていますので、じっくりと肉が焼け上がり、厚切りの肉など、最高にジューシーに仕上がります。


(奥が厚切り、手前が普通のタンになります)

煙と引き換えに味が落ちたら意味ありませんが、味を美味しくしつつ煙がなくなるロースターですから、これは嬉しい設備です。
女性のお客様が多い理由もうなずけます。
まあ、隠れ家レストランは、私のような中年のおじさんが大勢で来る場所ではないですけれど。

焼肉屋さんと書くと、大衆的な響きが否めないところございますが、「鉢山」は一線を画すお店であることは間違いありません。

上質な肉と韓国料理を、素晴らしい雰囲気とサービスの中で、ゆっくりとした時間と共に頂くお店です。
私は懐事情から頼んではいませんが、ワインの品揃えも自慢とのこと。
ワインがお好きな方は、ワインと共にお楽しみください!

最後に私のオススメを1つ。
これまた定番中の定番メニュー「冷麺」ですが、鉢山では豆乳を使った冷麺です。
「豆乳冷麺」
字面だけ見ると「ん??本当に美味しいの?」というイメージを持たれてしまうかもしれませんが、出汁と豆乳の柔らかさで想像の一つ上をいく美味しさです。
ハーフサイズも注文出来ますから、お肉で満腹になっていても大丈夫です!
是非、お試しください!


(こちらがハーフサイズの豆乳冷麺)

最後にオーナーの李さんと。
これからも漆器と山田平安堂をよろしくお願いいたします。

訪問したお店

店舗名: 鉢山(はちやま)
お店のHPはこちら
住所: 渋谷区鉢山町2-7
営業時間: 17:00〜23:30 (LO:23:00)/原則無休
平均予算: 10,000円〜
電話番号: 03-6416-9429

《過去のレストラン訪問記》
1|麻布十番|日日日
2|赤坂|紫芳庵
3|新潟|鍋茶屋

ABOUTこの記事をかいた人

漆器 山田平安堂とHeiando Barの代表取締役。 昔はお酒が飲めなかったのに、今ではお酒マニア。 漆器とお酒の魅力を伝えます!