初夏の風そよぐ中、2019年7月に新オープンした和食レストラン「日日日(ひにちにち)」にお邪魔しました。
麻布十番の住宅街の一角に佇む店舗は、もとは地域で3代続いていた魚屋さんだったとか。白と天然木を基調にした、オープンで明るい店内にリノベーションされています。
メニューは、いたってシンプル。「海ごはん」「山ごはん」「野ごはん」というメニューから、徳島産の食材をたっぷりと使った創作和食を楽しむことができます。
今回は、夕方から夜にかけての訪問。旬のものをおまかせでいただきました。
にこやかにお話しながら、お刺身を用意してくれるシェフの三好さん。シンプルだが素材が引き立つような料理は、やさしく滋味あふれる味わい。
毎日、と言ったら大げさですが、頻繁に足を運んでいただき、その時々の旬を気軽に楽しんでいただきたいと思っています。
目指すのは、「日々の美味しいごはん」。そんな願いを「日日日(ひにちにち)」という店名にも込めたそうです。
最初に出していただいたのは、新鮮な生牡蠣。ぷりぷりの身を味わいました。
訪問した日はオープンしてまだ10日ほどの週末でしたが、すでにランチには行列ができるほどの賑わいだとか。夜は小鉢や一品料理が中心なので、近所に住んでいたら仕事帰りにふらっと立ち寄るなど、気軽な使い方もできそうです。
徳島産のお刺身。厚めの身は歯ごたえがしっかりしていて嬉しい。
シンプルな焼き鮭。
お魚の次は、お肉の小鉢。上に散らされた山椒の実が、ぴりりと爽やかなアクセントに。
器も料理に合わせて、ひとつひとつ選んでいるそうです。
カウンターを合わせて10席ちょっとのコンパクトなお店。食器も手洗いできる量だから、磁器や漆器などの繊細なうつわを使うことができるそう。「食洗機対応のものを探さなくていい分、食器選びの幅が広がって嬉しい」と三好さんが仰っていて、なるほどなぁと感心しました。
三好さんと山田(訪問者)。
〆のごはんとお味噌汁は、漆器でいただきました。
ごはんには、塩とオリーブオイルを振っていただきます。初めての組み合わせでしたが、これがなんとも美味しい。オリーブの芳醇な香りが広がり、ぺろりと完食しました。
まだランチもさばけないくらいですが、仕込みやオペレーション、何よりまだお客様のことがわかっていないので。当面は毎日しっかりお店を開けて、街と人を知りたいと思っています。
身体にほっとしみわたるような「日々のごはん」を、気軽に楽しむことができる「日日日(ひにちにち)」。
メニューもこれからどんどん進化していくとのこと。
再訪が楽しみになるお店でした。
あたたかいおもてなしをして下さったシェフの三好さんとオーナーの杉本さん。ありがとうございました。
店舗名: 日日日(ひにちにち)
住所: 東京都港区東麻布1-29-1
アクセス: 【都営大江戸線】赤羽橋駅(中之橋口)徒歩2分/【東京メトロ南北線】麻布十番駅(出入口3) 徒歩7分/【東京メトロ日比谷線】神谷町駅(出入口1) 徒歩11分
営業時間: 未定
平均予算: 昼:~2,000円、夜:6,000円~8,000円
電話番号: 03-5795-8758(予約可)
三好さんの料理をまたいただけるということで、楽しみに伺いました。
今回のお店はどのようなコンセプトでお作りになったんですか?